ギャツビー狂想曲

実は、私の博多座デビューは芳雄様の「モーツァルト!」再演。テニスのミュージカルに開眼した年、関東大会再演を見た後だったかな…「こんなにテニスのミュージカルにハマってたら生活が狂う。もっとちゃんと本気のミュージカルを見て、テニスのミュージカルへの情熱を減らそう」と思って、とりあえず博多座のチケットをとったのです。

 

今思うと、なんとあらゆる方面に対して不誠実な…おおう…

でもあの時は必死だった!テニスのミュージカルに一喜一憂どころか十狂十嘆を繰り返す日々に疲れ始めておったのだわ。うん。で、観に行って、芳雄様のヴォルフガングと「影から逃れて」という曲に心打ち砕かれて、博多座を出て中洲の橋を号泣しながら帰った。

 

あれからかなり「井上芳雄は恐ろしい」とひっそり思ってました。ふふ…。すごすぎて恐ろしい、という意味と、そのままの意味で芳雄様の姿が「今の醜い自分、社会の底辺をさまよう自分の姿をかえりみよ!」と突きつけられたような観劇体験と結びついてしまったので。

 

あれからもう10年以上が過ぎて、エリザベート博多座にもう一度馳せ参じたときも、やっぱり芳雄様は避けて、DVDももちろん白バージョンから。

 

しかし。やっぱり影からは逃れられない。ていうか、芳雄様の場合は光も影もどっちもだけど!!

 

舞台ギャツビー、本当に素晴らしかった…。どうしてもまだ観劇したりない。

そして博多座はですね。アンパンマンミュージアムが隣接していて、私の観劇中も家族は隣でしっかり楽しめる環境なのです。ありがとう!ありがとう!!やなせたかし先生ありがとう!!!

実家は博多座までバス1本で30分たらず。でも、観劇する日は泊まらないことにしました。博多座のすぐ近くにあるホテルを予約したのは…

実家の母が、私の観劇にめちゃくちゃ渋い反応だからです…。

芳雄様のギャツビーに昼公演夜公演とガッツリ世界に心吸い取られた後に、実家の噛み合わない空気は吸いたくない。ごめんなさい。母も私の浮かれた姿を見ないほうが気が楽なのは、そうだろうし…。家族もアンパンマンミュージアムで開園から閉園まで遊んだ後、人混みまみれて帰宅するの疲れるだろう。だろうだろう。

そんなわけで、観劇は見終わったあとも観劇の続き。予算範囲ギリギリのホテルをとって、今回は観劇後も博多座の近くで夢をみます。

そうだな〜〜〜

ほんと、ギャツビーは「夢」の世界。ドリーム小説読みて生まれの書き手を経て、今やっと、リアルな「夢」の世界にたどり着けた感じがする。

大阪公演がこれから、関西在住のN姉様ぜひ…ぜひぜひ…!!ぜひ、だまされたと思わずに、トート様以上のすごい人がいますので、ぜひ、ご観劇おすすめします。

 

先日、K嬢についてきてもらって買ったオペラグラスのおかげで、2階席がまったく怖く無くなったのも、今回マチソワ通し観劇が叶った大きな要因。1階席は、距離の近さは尊いものの、傾斜のゆるさが本当に恐怖で…。自分の前に座高の高い方や髪型が縦長の人が来てしまったらと思うと震える!震える!

博多座はどうだろう…。あ、日生劇場は1階が全部S席、2階はA席という区切りだったけれど博多座は2階席も前の方はS席。まじですか…。